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無料なのに高性能!動画編集ソフト「AviUtl」の使い方を解説

2021-12-03 / 管理人Kokoro

無料で使える動画編集ソフトの1つに「AviUtl」があります。
歴史が長く、また有料ソフトに劣らず高度な編集機能を持ち合わせているので、今でも根強い人気を誇ります。
そこで今回はAviUtlの主な機能や使い方についてまとめてみたので、動画編集に使ってみたい方は参考にしてみてください。

AviUtlとは

AviUtlはWindows専用の動画編集ソフトです。
1997年の初期版がリリースされ、10年以上の長い歴史を持ちます。
初期版ではカットや各種フィルタ処理、エンコードなど動画編集の基本的な機能だけでした。
しかし、2008年から拡張編集プラグインの配布が始まったことをきっかけに、AviUtlは高性能な編集ソフトへと進化したのです。
拡張編集プラグインを導入することで、タイムラインや設定ダイアログといった有料ソフトでは当たり前に搭載されている機能を追加されました。
これにより動画編集の幅が広がり、AviUtlの利用者も格段に増えました。
その後も有志者によって様々なスクリプトやプラグインが公開されています。
フリーソフトでありながら拡張性の高く、シンプルな操作性で使いやすい動画編集ソフトとして人気です。

AviUtlの主な機能

現在はAviUtlと拡張編集プラグインをセットで使うのがスタンダードとなっています。
ここで、AviUtlで使える主な機能をご紹介しましょう。

・カット編集
・トリミング
・動画のリサイズ
・テロップや画像、図形、音声、動画などを合成(※要拡張編集プラグイン)
・素材の回転・反転
・エフェクト・フィルターの追加
・ノイズの除去
・シャープやぼかしの追加
・動画を指定のピクセルサイズに削るクリッピングとリサイズ
・指定したピクセルサイズでフレームを塗りつぶし
・明るさやコントラストなどの色調補正
・YCbCr / RGB値を調整できる拡張色調補正
・音ズレや音声の調整
・画面解像度の変更
・フレームレートの変更
・インターレースの解除
・エンコード

AviUtlの使い方

ここからはAviUtlの使い方をご紹介します。
最低限知っておきたい基本的な使い方をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

ダウンロードからプラグインの導入

AviUtlはhttp://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/からダウンロードでき、現時点で最新バージョンは「version1.10」です。

本体だけではタイムラインや設定ダイアログがないので、公式サイトで拡張編集プラグインもダウンロードしてください。
解凍したフォルダ内にあるファイルの全てをAviUtl本体が入っている「aviutl110」フォルダに入れることで、機能が拡張されます。
他の有志者のプラグインも同じやり方で追加できます。
プラグインが増えるとフォルダ内がごちゃごちゃするので、「Plugins」というフォルダを作って格納すると良いです。
AviUtlはインストールが不要なソフトなので、「aviutl.exe」をクリックすることで起動させることが可能です。
初期起動ではタイムラインも設定ダイアログも表示されていない状態です。
タイムラインを表示したい時は「設定」→「拡張編集の設定」をクリックしてください。

動画・画像の取り込み

AviUtlには本体ウィンドウ、設定ウィンドウ、タイムライン3つのウィンドウがあります。通常直接AviUtlをメインウィンドウに動画を開くすることができません。「設定」→「拡張機能の設定」によりタイムラインを表示させ、動画をタイムラインに取り込みます。

AviUtlにAVI、JPG、WAVファイルを取り込みたい時は、「ファイル」→「開く」でファイルを指定し、開いてください。

別の動画や画像を連結したい時は、「ファイル」→「追加読み込み」でファイルを選択しましょう。
音声を入れ替えたい時は「ファイル」→「音声追加読み込み」で入れたい音声ファイルを選択してください。
タイムラインに直接ドラッグ&ドロップしてAviUtlに画像・動画を追加することも可能です。
各オブジェクトの端をドラックすると長さを調整できます。
画像・動画が表示されるタイミングやレイヤーの順序を入れ替えたい時は、オブジェクトをドラッグして、位置・場所を調整しましょう。
なお、AviUtlで取り込めるファイル形式は以下の通りです。

・avi
・wav
・jpg
・bmp
・png

デフォルト状態ではMP4やMOVは読み込めませんが、プラグインの導入で読み込めるようになります。
読み込みファイル拡張プラグインでは、「L-SMASH Works」が有名です。


引用元:https://aviutl.info/wp-content/uploads/894d659d3b46e74eb4988698e5629458-1.png

カット編集

動画の余分な部分を省きたい時はカット編集が必要です。
AviUtl本体でもカット編集できますが、タイムラインから行うとより簡単にできます。
タイムラインの赤いバーをカットしたい位置までドラッグで移動させ、右クリックしてください。
表示されたメニューの「分割」をクリックすると、動画が分割されます。同じ操作を繰り返し、不要部分の終了点を決めます。
分割した部分が不要であれば、そのオブジェクトにカーソルを当てて右クリックし、「削除」をクリックしてください。

ショートカットキーなら、フレームをあわせてSを押しましょう。

テキストの追加

拡張編集プラグインを導入していれば、動画にテキストを入れることが可能です。
テキストを追加したい時は、タイムライン内の空いているレイヤーで右クリックし、「メディアオブジェクトの追加」にカーソルを当てて、「テキスト」をクリックしてください。

追加したオブジェクトをクリックすると設定ダイアログが表示されます。
設定ダイアログの下部でテキストの入力やフォント、色、影や縁、位置などを細かく設定できます。
上部ではテキストを回転させたり、薄くしたり、文字サイズや表示速度の変更などを行うことが可能です。
文字はAviUtl本体でドラックさせるか、設定ダイアログのX・Yで表示場所を調節できます。

音声・BGMの追加

音声やBGMはAviUtl本体の基本機能で追加可能ですが、追加できる音声は1つだけで、さらに動画ファイルの音声が消えたり、音声の位置が調整しづらかったりといった欠点があります。
そのため、タイムラインを使って追加する方法がおすすめです。
やり方は画像や動画の追加と同じく、タイムラインに使いたい音声ファイルをドラッグ&ドロップするだけです。
オブジェクトの端をドラッグすれば長さを調整でき、設定ダイアログでは音量や再生位置、再生速度、ループ再生の設定が可能です。
また、動画ファイル内の音がしないという時は、タイムラインを右クリックして「メディアオブジェクトの追加」にカーソルを当てて、「音声ファイル」を選択すると音声を読み込むようになります。

音ズレ補正

編集した動画を再生してみたら音ズレしていることがあります。
音ズレの原因は色々ありますが、多くの原因は可変フレームレートによるものです。
この場合は「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」を選択してください。
そして、「ロード時に映像と音声の長さが0.1秒以上ずれているものは自動的にfps調整する」や「ロード時に映像と音声の長さが0.1秒以上ずれているものは自動的にfps調整する」にチェックが入っていれば外しておきましょう。
また、「ファイル」→「音声の位置調整」がONの状態も音ズレの原因となっていることがあるので、設定画面のチェックを外してみてください。
他にもタイムライン上で動画と音声のオブジェクトがズレていると音ズレになってしまうので、位置を確認してください。
ズレていたら設定ダイアログ画面から再生位置を戻しましょう。

フィルタをかける

AviSythの「フィルタ」では、ノイズ除去やぼかし、シャープ、色調補正などのフィルタを動画にかけることが可能です。
「ファイル」からかけたいフィルタを選び、「設定」のタブから「ノイズ除去フィルタの設定」や「ぼかしフィルタの設定」など各種フィルタの設定を選んでください。
すると設定画面が表示されるので、バーを使って調整しましょう。
フィルタはタイムラインからも追加できます。
タイムラインで右クリックし、「フィルタオブジェクトを追加」にカーソルを当ててと、色調補正やぼかしなど様々なフィルタを追加できます。
AviSyth本体の「フィルタ」にはない、シーンチェンジやモザイク、単色化などのフィルタも使用できるので、クオリティの高い動画を作ることが可能です。
フィルタのかかり具合は設定ダイアログから調整できます。
AviSythの基本機能でフィルタをかけると、カットの位置に関係なく最初から最後までフィルタがかかってしまいます。
一方、タイムラインからフィルタをかける方法では、カットごとにフィルタをかけることが可能です。
このシーンだけ色調調整をしたい、モザイクを入れたいなどの編集も自在に行えます。

動画のエンコード

動画が完成したら、映像や音声などのオブジェクトを1つのファイルに圧縮・変換するエンコードが必要です。
AviSythでは、「AVI出力」と「プラグイン出力」の2つの方法があります。
AVIはAviSythにデフォルトで搭載されており、画質の劣化を抑えてエンコードできます。
ただし、ファイルサイズが重く、動画投稿サイトにアップロードしても再エンコードされるので、ネット上にアップする目的では使われません。
主に中間ファイルの作成として使う形式となります。
プラグイン出力は外部のプラグインを導入することで使えるようになり、AVI以外の形式にエンコードできるようになります。
動画投稿サイトへのアップが目的であれば、MP4への変換が一般的です。
出力に関するプラグインでは「x264guiex」が有名です。
プラグインを導入した状態で「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張 x264 出力(GUI) Ex」を選択します。
ダイアログの「ビデオ圧縮」をクリックし、エンコードの設定を行ってください。
x264guiexでは目的別にプロファイルを用意しているので、設定に悩んだ時は自分の目的に適したプロファイルを選択すると良いです。
設定したらファイル名を入力し、「保存」を押せばエンコードが開始されます。

今回はフリー動画編集ソフトのAviSythの主な機能や使い方をご紹介しました。
AviSythは拡張プラグインを活用することでより使いやすく、そして高度な動画編集を無料ソフトで実現できる点が魅力です。
動画編集をやりたいけど高いソフトには手が出せないという人におすすめなので、ぜひ使ってみてください。