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DeepCreamPyとは?モザイクを破壊する方法も解説!

2021-12-07 / 管理人Kokoro

画像補完とは、一部の画像が見えなくても技術の力を借りて見えない部分を推測して補完してくれる技術のことです。
画像補完してくれるものはいくつかありますが、DeepCreamPyは「二次元のイラストのモザイクを除去してくれる」技術として知られています。

DeepCreamPyとはどのような技術なのか、どのようにして画像補完データを作成するのかを詳しくご紹介しましょう。
画像補完に興味がある人や、二次元イラストのモザイクを除去して高画質なイラストを生成したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

DeepCreamPyとは

DeepCreamPyとは、画像の補完をしてくれるAIデモモザイクソフトウェアのことです。二次元イラストのモザイクを破壊し、画像を自然に補完してくれます。

画像の補完をしたい部分を緑色に塗り、ソースを実行あるいはファイルを実行すると緑色に塗った部分のモザイクを補完してくれる仕組みです。

ソースを実行した場合は緑色の部分を0の状態からモザイクを破壊しますが、ファイルを実行した場合は緑色部分がマスクとして判定されてモザイクを破壊します。

モザイクを除去したことが分からないほど自然に画像を補完してくれるため、画像補完させたいデータがある場合に非常に便利なAI技術です。

動作環境と必要なもの

DeepCreamPyはMacやLunuxのCLI環境でも動作はしますが、pip依存になりやすいためpythonに詳しくない人はWindows環境でDeepCreamPyを利用することをおすすめします。
(※現在はPythonバーションしかダウンロードすることができません。)

DeepCreamPyを動かすのに必要なものは以下の通りです。

・DeepCreamPy
・Photoshop / GIMP / ペイント のいずれか
・モザイクを破壊したいカラーの二次元イラスト

ニュートラルネットワークにスクリーントーンが認識されにくいため、モノクロの二次元イラストはDeepCreamPyの非対応となっています。

Windows環境でDeepCreamPyのダウンロード方法

DeepCreamPyのダウンロード方法を紹介します。
GitHub」というサイトからDeepCreamPyをダウンロードしてください。
ZIPファイルをダウンロードしたらファイルを解凍して展開します。
学習モデルをダウンロードし、「models」ファイル内の「download and unzip model here!」
というファイルを開きましょう。
エラーが出てもダウンロードを選んで問題ありません。
ダウンロード後にファイルを解凍して、「models」ファイルの中に解凍した「models.h5」を移動させてください。
これでDeepCreamPyのダウンロードが完了です。
(※現在は作者の都合によりWindows版のダウンロードが不可能となっています。)

DeepCreamPyは現在Pythonバーションのみに対応

DeepCreamPyの作者がパソコンを紛失してしまったことにより、現在DeepCreamPyのプロジェクトは続行不可能となっています。
Windows用のバイナリページが削除されてしまったため、現在はGithubのPython版しかダウンロードすることができません。
Windowsの64Bit版・Win10に対応しています。
まずは、Pythonの以下のバージョンをインストールします。

Python 3.6.7 - Oct. 20, 2018
https://www.python.org/downloads/windows/
Download Windows x86-64 executable installer

ダウンロードをしたらセットアップ画面で、Add Python 3.6 to Pathにチェックを入れましょう。
そうすることで、コマンドプロンプトでパスを入力する手間が省けます。
Optional Features画面で「Documentation」のチェックを外し、pip、td/tk and IDLE、Python test suite、py launcher、for all usersにチェックを入れてNextをクリックしてください。
オプションの設定を変える必要はありませんが、必要に応じてインストールロケーションを分かりやすい場所に指定してください。
DeepCreamPyのPythonバーションをダウンロードします。
https://github.com/liaoxiong3x/DeepCreamPy

リンク先の緑色の「code」をクリックし、「Download ZIP」を選択してください。
また、上記リンク先のmodel.h5もダウンロードしてファイルを展開しておきましょう。
DeepCreamPyの中身をPythonフォルダへ、model.h5をmodelフォルダにコピーしてください。
Windowsでコマンドプロンプトを開いて「python pip install -r requirements.txt」を実行します。

DeepCreamPyでモザイクを破壊する方法

DeepCreamPyでモザイクを破壊する方法を詳しく解説していきます。
画像補完させるためには、モザイクを破壊したい箇所を緑色に塗る必要があるため、その手順を使用ソフトごとにご紹介しましょう。
使っているソフトの内容を参考にモザイクを消してみてください。

Photoshop

Photoshopでモザイクを破壊したい箇所を緑色に塗るには、ファイルを開いたらブラシツールを選択してカラーパレットを開きます。カラーパレットの16進コードを入力する欄に、緑色である「#00ff00」を入力しましょう。
ぼかしがあるブラシや水彩ブラシだと画像補完が綺麗にできない可能性があるため、ぼかしがない鉛筆ツールのようなクッキリしたブラシを使うのがおすすめです。
モザイクを破壊したい箇所を緑色で塗ったら、名前を付けてファイルを保存で「PNG拡張子」で保存してください。

GIMP

GIMPでモザイクを破壊したい箇所を緑色に塗るには、画像補完したいファイルをドラックアンドドロップして開きます。
てカラーパレットをクリックして描画色の変更を行います。
HTML表記(N):の欄に「00ff00」と入力するか、RGBでRとBを0にし、Gだけ100にして緑色を作成しましょう。
GIMPでモザイクを破壊したい箇所を緑色に塗る場合は、鉛筆ブラシを使ってください。
鉛筆ブラシの隣になる水彩ブラシでは、綺麗に画像補完ができません。
モザイクを破壊したい箇所を緑色で塗ったら、「ファイル→名前をつけてエクスポート」を選択してください。
PNG拡張子を選択し、「画像をエクスポート」のチェック欄を全て外してエクスポートします。
エクスポートが完了すればモザイクが壊されているはずです。

ペイント

デフォルトで初めから入っているペイントソフトでも、ブラシツールを使って画像補完させたいデータを作成することが可能です。
ペイントソフトを開いたら画像補完させたいファイルを開きます。
カラーパレットの隣にある「色の描写」をクリックしてください。
上から3番目、左から三番目の緑色を選択するか、入力欄に「赤:0 緑:255 青0」を入力して緑色を作成します。
モザイクを破壊したい箇所を緑色に塗ったら、名前を付けてファイルを保存から「PNG拡張子」で保存をしてください。
しかし、ペイントソフトで作成する場合は、ブラシが細いので綺麗にモザイク破壊されない可能性があるため、注意が必要です。

いずれのソフトを使うにしても、緑色(#ff00ff、R0 G255 B0)で色を塗り、PNG拡張子で保存する必要があります。

画像補完ファイルの作成

モザイクを破壊したい箇所を緑色に塗ったデータを作成できたら、作成した画像を他のファイルの中に移動させます。
「decensor_input_original」には、緑色に塗っていないオリジナルのファイルを設置してください。
「decensor_input」には、緑色に塗った作成したデータファイルを設置してください。

画像補完させたいデータが複数ある場合には、このファイル内に複数入れておくことで全てのデータを画像補完してくれます。
データの移動が終わったら、コマンドラインの実行をしましょう。

コンソール画面にて、DeepCreamPy-maserの階層で「python decensor.py」を実行します。
「Press…」と表示されたらEnterを押したら完了です。
コマンドラインから実行することで、「decensor_output」フォルダにモザイク破壊されて画像補完されたファイルができます。

コマンドラインが分からない人は、「decensor.exe --is_mosaic=True Pause」と書いたテキストファイルを作成して、bat拡張子で任意の名前を付けて保存してください。

作成したテキストファイルをダブルクリックすると「decensor_output」フォルダにモザイク破壊されて画像補完されたファイルができます。

二次元のフルカラーイラスト向けの画像補完ですが、データによっては人物以外・二次元以外・フルカラー以外のものでも綺麗にしっかり画像補完されます。
モザイクが除去された高画質な二次元イラストを生成したい場合に使える技術です。

DeepCreamPyとは、イラストのモザイクを自然に除去して画像補完してくれるAIデモモザイクソフトウェアのことです。
オリジナルの画像と、モザイクを取り除きたい箇所を緑色で塗った画像の2つを用意し、DeepCreamPyを使うことでモザイク処理がされたデータが生成されます。

動作環境はWindowsとなっており、Photoshop / GIMP / ペイントなどのソフトとDeepCreamPy、画像補完させたいイラストが必要になります。

いずれのソフトを使用するにしても、緑色(#ff00ff、R0 G255 B0)で色を塗り、PNG拡張子で保存しなければなりません。
ぼかしがあるブラシだと綺麗に画像補完されない可能性があるため、鉛筆ツールなどのぼかしがないくっきりしたブラシで緑色に塗りましょう。

「decensor_input_original」には、緑色に塗っていないオリジナルのファイルを設置し、「decensor_input」には、緑色に塗った作成したデータファイルを設置してください。

データの移動が終わったら、コマンドラインの実行をすることで、「decensor_output」フォルダにモザイク破壊されて画像補完されたファイルができます。

モザイク除去したいデータがある場合には、DeepCreamPyで画像補完をしてモザイクを破壊して高画質なデータを作成してみてはいかがでしょうか?