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動画のモザイクを減らせるJavPlayer!インストール方法から使い方までを解説

2021-11-25 / 管理人Kokoro

解像度が低く小さい画像や動画は、全面再生や拡大を行うとディテールがぼやけてしまい、モザイクがかかったようになります。
そんな動画や画像のモザイクを自動的に軽減し、画質を向上させられる動画プレイヤーが「JavPlayer」です。
今回は動画のモザイクを軽減してくれるJavPlayerの詳細からインストール・設定方法、使い方まで解説していきます。

JavPlayerとは

JavPlayer は、Javski氏によって開発されたWindows用の動画プレイヤーです。
この動画プレイヤーでは動画のディテールを損なうことなく、自動的にモザイクを軽減された状態でリアルタイム再生や録画保存が行えます。

JavPlayerの基本情報

対応OS

Windows 8、10(32bit・64bit)

※DirectX 11必須

必要なPCスペック

CPU:i3以上

GPU:GeForceGT710以上(VR動画はGTX750以上を推奨)

メモリ:4G以上

対応ファイル形式

mp4、wmv、mkv、avi、jpg、png

※コーディングにより再生できない動画も稀にあり

※DRMで保護された動画は再生不可

料金

無料版あり(一部制限あり)

製品版:1,200円

JavPlayerは有料の動画プレイヤーですが、無償の体験版があります。
体験版では以下の機能制限がかかります。

・録画で制作する動画の横幅が640ピクセルで固定されていて、任意のサイズで指定ができない
・録画範囲は1分で終了
・製品版では時間ごとに区切って別々に加工できるが、体験版は動画全体に適用
・VRモードのモザイク軽減は10分までで、超えるとモザイク軽減なしで継続される

これらの機能制限は製品版にはありません。
まずはPCの処理能力が不足していないか、持っている動画で加工できるのかといった点を確認する目的で体験版から使ってみてください。

JavPlayerの特徴

JavPlayerの大きな特徴はTecoGANと呼ばれるディープラーニングを用いた動画用の超解像AIアルゴリズムを用いることで、より高解像な動画に変換できるところです。
一般的なモザイクを除去するソフトは加工したい部分から色を抜き出し、モザイクを塗りつぶしているだけでした。
しかし、JavPlayerは学習されたAIがモザイクをかける前に似た高解像度の画像を作り出し、最も似ているものを表示させることでモザイクが目立たないようにしているのです。
この仕組みからJavPlayerはモザイクを除去しているのではなく、あくまでも軽減できる動画プレイヤーになります。
あまりに画質が悪い動画や画像、特殊な形状のモザイクという場合は正確なモザイク検出ができず、効果を得られないので注意してください。
なお、TecoGANはJavPlayerに付属しているわけではないので、TGモードで録画したい時は個別でファイルのダウンロードとインストールが必要です。

JavPlayerのインストールと設定方法

Javski氏のTwitterアカウントで提示しているリンクから体験版のダウンロードや製品版の購入が可能です。
しかし、2021年11月時点で体験版をダウンロードできるリンクが切れており、新規ダウンロードできない状態です。
理由としてはアップローダーの故障によりファイルが消滅してしまったからだそうです。
製品版も販売ページが削除されているので、現在は購入できない状態です。
またいずれ体験版のダウンロード再開や販売ページが復活する可能性もあるので、JavPlayerのインストールと設定方法を確認しておきましょう。

JavPlayerのダウンロード

Javski氏のTwitterの掲載されたリンクからJavPlayerとTecoGANをダウンロードします。
製品版の場合は事前に購入の手続きがあり、PauPalもしくはクレジットカードのどちらかで支払いが可能です。
購入が完了するとダウンロードページのリンクが掲載されたメールが届くので、そこから
JavPlayerとTecoGANをダウンロードしましょう。
なお、現時点でJavPlayerの最新バージョンは「Ver.1.09a」です。

ファイルを解凍

ファイルのダウンロードが終わったら任意の場所で「JavPlayer_109a.zip」を解凍してください。
解凍後に「JavPlayer_109a」というフォルダが作成されます。
同じくダウンロードした「TecoGAN_108.zip」も任意の場所へ解凍しましょう。
解凍後のフォルダには、「TGMAIN」と「TG-MODEL」という2つのフォルダが入っています。
この2つのフォルダを「JavPlayer_109a」の中の「TG」フォルダに移動させると、JavPlayer にTecoGANがセットされます。

作動確認と設定

「JavPlayer_109a」内にある「JavPlayer.exe」を実行するとJavPlayerが起動されます。
まずは作動確認モードで画像変換の作動テストと音量設定をしておきましょう。

・TecoGANの設定方法
JavPlayerを起動すると左上に表示される「画像変換テスト」をクリックすると、TecoGANが実行できるか確認できます。
同時にTGモードで1分間に高解像変換できる画像数が測定されます。
「変換にかかる時間を計測中です」と表示されれば設定に問題ありません。
しかし、「画像の変換に失敗しました。DOS窓でテストの結果(エラー)を確認して下さい」と表示された時は拡張設定が必要です。

①画面左上にギアアイコン→「環境パネル」→「拡張設定」をクリックします。
②さらに「TecoGAN」の画面で「使用するプロセッサ」の項目を「CPU」にして、画面を閉じてください。

・音量設定
JavPlayerを起動すると下部中央に「CHECK」ボタンが表示され、そこをクリックするとチェックが始まります。
チェックによりサウンドミキサーやFFmpegに関するエラーメッセージが表示されることもあります。
これらのエラーが出るとTecoGANで音声の追加ができないため、設定が必要です。
「サウンドミキサーが停止している」と表示されたら以下の手順で設定してみてください。

PCのタスクバーからスピーカーアイコンを右クリックして、「サウンド」をクリックしてウィンドを開きます。

「録音」タブに切り替えて、「ステレオ ミキサー」が無効になっていたら右クリックで有効にしましょう。
もしも「ステレオ ミキサー」の項目がない場合は、ウィンド内で右クリックして「切断されているディバイスの表示」を押すと表示されるようになります。

次にFFmpegに関するエラーの対処法をご紹介します。
この場合は公式サイトからFFmpegをダウンロードして、「JavPlayer.exe」が入っているフォルダにFFmpegのファイルをコピーすれば設定は完了です。

公式サイトの「Download」ボタンを押してページを移動すると、少し下へスクロールした場所に「Get packages & executable files」の項目があります。

Windowsロゴをクリックし、その下に表示される「Windows builds by BtbN」をクリックするとダウンロードページに移動します。

ダウンロードページは似たような名前のファイルがたくさん表示されますが、語尾が「- win64-gpl-shared.zip」となっているファイルをダウンロードしてください。
ダウンロードが終わったらフォルダを解凍し、その中に入っている「bin」フォルダを開きます。
Binフォルダ内にある以下8つのファイルをJavPlayerのフォルダにコピー&ペーストすれば設定の完了です。

・ffmpeg.exe
・avcodec-59.dll
・avformat-59.dll
・avdevice-59.dll
・avutil-57.dll
・postproc-56.dll
・swscale-6.dll
・swresample-4.dll

設定が終わればffmpegフォルダは不要なので、削除しても問題ありません。

JavPlayerの使い方

操作方法やモザイク処理の設定などはJavPlayerフォルダ内に入っているマニュアルから確認できますが、ここで簡単に使い方をご紹介しましょう。

JavPlayerの基本動作

JavPlayerの画面上部は録画や設定パネルなどのボタン・アイコンが表示され、下画面には再生・停止・音量調整が可能です。
画面右上のフォルダアイコンをクリックすると任意の動画ファイルを指定して取り込むことができ、モザイク処理をしながら動画を再生できます。
動画ファイルをドラッグ&ドロップする方法でも取り込み可能です。

モザイク処理加工の設定

動画のモザイクを綺麗に処理するためには、加工設定を行う必要があります。
JavPlayerの右上にある一番端のアイコンから加工設定が可能です。
クリックするとさらにアイコンや画質、感度、精度などが表示されます。

×アイコン

指定した色に近い部分は処理のプロセスから外れます。

たとえば、背景が格子模様でモザイクと誤認される場合に役立ちます。

指定できるのは1色のみなので、誤検出の多い色を指定しましょう。

▲▲アイコン

縞模様の部分が処理されなくなります。

背景以外の一部モザイクも除外されることもあるので注意してください。

HDアイコン

HD以上の動画に表示されるアイコンで、モザイク判定を高解像度で行います。

細かなモザイクのかかった動画やVR動画に適していますが、処理負担が大きくなることがデメリットです。

Eアイコン

等長方形画像の全体を変形させてモザイクを検出します。

主に3D動画に表示されるアイコンで、2Dモードの際は設定不要です。

画質・感度・精度

画質を設定すると感度と精度は自動的に反映されます。

画質を0の状態にすると感度と精度の手動調整ができますが、モザイクの誤検知も多いので基本的には自動調整でOKです。

モザイクが残っている場合は画質の値を減らしてみましょう。

雲アイコン

ペイントフィルターの強度を調整できます。

値を上げるとぼやけずにモザイクを軽減できますが、ゆがみが発生するので注意してください。

筆アイコン

超解像フィルターの適用率を調整できます。

値の設定が大きいと鮮明になるものの、加工部分の振動が増えます。

なお、TGモードで録画する際は設定が無視され、最大値が適用されます。

格子模様のアイコン

セルサイズ、つまりモザイクの粗さを設定できます。

通常は自動で設定されますが、自動判定が失敗した時は手動で設定しましょう。

キャプチャとレコードのやり方

JavPlayerには他のプレイヤーで再生している動画を録画しながらモザイク処理をかけるキャプチャと、リアルタイムで再生して録画するレコードの2つの機能があります。

・キャプチャの場合
画面左上の「キャプチャ開始」ボタンをクリックすると、他のプレイヤーで再生された動画の録画が可能です。
ボタン下のドロップダウンからプレイヤーを指定できます。
キャプチャを開始し、中止したい時は「Stop」をクリックしてください。

・レコードの場合
他のプレイヤーからキャプチャした動画やJavPlayerに直接取り込んだ動画をモザイク処理し、録画保存したい時はレコード機能を使います。
画面左上の「録画開始」ボタンをクリックするとモザイク処理された動画の録画が始まります。
ボタンの下にある「Width」では動画の幅の設定が可能です。
「Width」の隣には録画の処理速度を調整できるドロップダウンがあり、「Fast(高速)」「Slow(遅い)」「Safe(安全)」の3つから選択できます。
高速であるほど処理が重くなるので、エラーの発生を抑えたい時はSlowかSafeを選びましょう。
さらに、録画モードを設定する画面もあります。
デフォルトは「Normal」となっていますが、TecoGANを使う時は「TG-STD」に設定してください。
その際、処理速度は「Slow」を設定しましょう。


今回は動画のモザイク処理ができる動画プレイヤーのJavPlayerをご紹介しました。
少し画質が粗い動画もJavPlayerを使えばモザイクが軽減され、解像度を向上できます。
AIアルゴリズムのTecoGANを用いることで、さらに綺麗な画質に変換することが可能です。
JavPlayerを使って作成動画は著作権者の許可なく公開や販売、配布などは禁止されていますが、個人で作成した動画のモザイクが気になったり、趣味の範囲で使ったりする分には問題ありません。
現在は体験版も製品版も新規ダウンロードができませんが、再開した際にはぜひ使ってみてください。