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YMM4(ゆっくりムービーメーカー)を使った実況動画の作り方。ゆっくり実況動画の製作について

2021-11-25 / 管理人Kokoro

YouTubeなどの動画サイトで見られるゆっくり実況動画は、YMM4という動画編集ソフトで作成できます。シンプルで分かりやすい画面のため、操作方法を覚えれば誰でも使いこなせるでしょう。本記事では、YMM4を使ってゆっくり動画を作成する手順や注意事項を説明しています。ゆっくり実況動画の作成時に役立つ内容なので、参考にしてみてください。

YMM4について

ここでは動画編集ソフトYMM4の基礎知識や機能を説明します。YMM4は拘った編集が可能で、動画出力もしやすくなっています。

YMM4とは

YMM4とは「ゆっくりMovieMaker4」の略で、ゆっくり実況プレイ動画を編集するソフトです。本来、ゆっくりMovieMakerは、ニコニコ動画に投稿するために作成された動画編集ソフトになります。しかし、YouTubeのような動画投稿サイトでも利用可能です。YMM4はYMM3の後継ソフトであり、プレビューの正しさや安定感が向上しました。

YMM4に備わっている機能

動画編集の画面はシンプルでありながら、ある程度の機能は感覚で覚えられるように作られています。ゆっくりMovieMaker4は、このソフトだけで動画出力が可能になっています。また、テロップやテキストを加工するときにも、透過や縁取りなど拘った編集ができます。よく利用するファイル形式のほとんどに対応しているので、ファイル形式で困ることはほとんどないでしょう。

ゆっくり実況動画の作り方

YMM4を使ったゆっくり実況動画の作り方を説明します。動画や素材を用意してから、YMM4で編集作業を行いましょう。名前に「実況」と付いていますが、動画を準備してから後でキャラクターや音声を入れる手順で作られています。

ゆっくり実況動画を作る手順

ゆっくり実況動画は、大きく分けて以下の手順で作ります。

【YMM4でゆっくり実況動画を作る手順】
1. 実況を入れるための動画や素材を準備する
2. キャラクターの設定をする
3. ソフトを使用して音声や字幕をつける
4. 細部を編集する
5. 動画ファイルとして出力する

ゲーム実況動画を作成する場合は、まず、元になる実況動画を録画します。一般的な実況動画と異なる点は、ゲームをプレイ中に話さなくてもいいことです。解説動画を作成する場合は、背景素材や写真などを必要なだけ準備してください。YMM4は、録画ファイルが大容量であっても編集できるのが特徴です。そのため、前もってエンコードしたりカット編集をしたりする必要がありません。

エンコードとは、変換や圧縮の作業のことです。大容量の動画ファイルを編集しようとするとデータがかさばるので、上手に動画ファイルを扱えなくなります。しかし、インターネット上で動画ファイルを扱うには、それぞれのサービスが決めた形式にしなければなりません。そこで、動画ファイルを変換する作業が重要になるのですが、YMM4ではPCのスペックが足りていれば基本的に編集が可能です。

必ずしも必要な作業ではありませんが、ゆっくり実況動画ではキャラクターの立ち絵を利用する場合もあります。立ち絵素材はpixivやboothなどで探せますが、利用規約を守って使用する必要がある点に注意してください。

キャラクターの初期設定では、立ち絵や音声、字幕などを設定します。ファイルからキャラクターの編集を選んで、編集ウィンドウを開いてください。

「ボイス」のプルダウンメニューから、所持しているキャラクターのものを選んでください。「SAPI5」にも同様のキャラクターがいるものの、調整パラメータが少ないので、おすすめの設定ではありません。


音声をトークエディタ上で調整して使いたいときは、「カスタムボイス」の設定をしてください。全ての音声をカスタムすることも、部分的に設定することも可能です。キャラクターの字幕を設定する場合は「字幕」欄で行います。ゲーム実況動画や背景が実写である場合には、二重縁取りの字幕にすると、視聴者が文字を確認しやすいですよ。


キャラクターの立ち絵を設定するときは、「立ち絵」欄で行います。「シンプル立ち絵」なら動画上に表示するだけ、「動く立ち絵」なら目をパチパチさせたり口を動かしたりが可能です。

音声や字幕をつけるときは、新規プロジェクトを立ち上げて動画のフレームレートを選びます。セリフを入れたい場面で、入力欄にセリフを入れてください。キャラクターの感情に合わせてフォントを変更すると、視聴者に伝わりやすくなります。

YMM4のβ版は安定性があるものの、偶発的なエラーが発生して編集データが消える可能性があります。都度保存していなかったりデータが飛んだりしたときは、ファイルの「バックアップから復元」を選んでデータの復元をしましょう。バックアップを取るタイミングを決めておけば、作業がしやすくなります。

また、必要に応じて簡単なアニメーションやエフェクトをつければ、さらにクオリティの高い実況動画を作成できます。エフェクトは、登場や退場の仕方を工夫できるなど、アニメーションではむずかしい設定もできます。それだけではなく、アニメーションも併用して使えるなど、バラエティ豊かな装飾が可能です。

エフェクトの使い方は、エフェクトの設定欄から使いたい素材を選ぶだけと簡単です。「ファイル」から「エフェクトアイテム」に進んだら、画面右下のエフェクトからお好みの素材を選んでください。

YMM4によるエフェクトの設定方法

YMM4では、ゆっくり実況動画でよく見る演出の設定ができます。ファイルから「キャラクターの編集」画面を選択して、画面下の「エフェクト」が設定場所です。

たとえばキャラクターが震える演出の場合、「反復移動」でX座標に5pxを足します。もう少し震えの動きが欲しい方は、「ランダム移動」で「回転角」や「Y座標」などを調整すると良いでしょう。

字幕をスクロールさせる設定も可能です。字幕を直線移動させるだけではなく、下から上に流せます。アニメーションを「移動量指定」に設定してから、「スクロール」と「クリッピング」の移動量を差し引き0になるようにしてください。たとえばスクロールの設定値が-8.5pxなら、クリッピングの設定値は+8.5pxになります。この設定は、動画上の一部に字幕や画像を配置したいときに便利です。

YMM4では、エフェクトのような設定を組み合わせれば、クオリティの高い場面切り替えが作成できます。ゆっくり実況動画に必要な効果が一通り設定できるソフトだといっていいでしょう。

ゆっくり実況動画のテーマ選定について

ゆっくり実況動画だけに限らず、動画の作成ではテーマの選定が重要です。ゆっくり実況や解説動画は既にたくさんの投稿者が存在するので、他の投稿者と差別化をしなければなりません。しかし、人それぞれ向き不向きは異なるので、動画の投稿を続けているうちに自分のテーマを確立する人もいます。

多くのゆっくり実況動画を作成している投稿者は、ゲーム実況や歴史の解説など特定のテーマを扱っています。しかし、特定のテーマを決めずに幅広く作成している投稿者もいます。一般的にはテーマを1つに絞った方が視聴者を集めやすいと考えられているものの、テーマを1つに絞ってしまうと動画のネタが続かなくなってしまうといった人もいます。興味のある内容を手当たり次第に作成した方が、動画制作の意欲が高まる場合もあるので、人それぞれだというわけです。

動画の投稿者は、ひらめいたテーマを調べる作業も多くなります。大変ではありますが、図書館などで頻繁に情報収集を行うことで、自分の引き出しが増えていくといった楽しさもありますよ。

ゆっくり実況動画の製作にかかる時間とは

ゆっくり実況動画は、動画の制作だけではなく、テーマの選定や情報収集も必要だと説明しました。以上を踏まえて、大まかな制作の手順は以下の通りになります。

【全体的な制作の手順】
1.テーマ選定や情報収集
2.台本の製作
3.動画の製作

たとえば、15分程度の動画を制作する場合、台本の文字数は6,000文字ほどになります。コピペや雑誌などをそのまま転載すれば著作権の問題になるので、自分の言葉で執筆する作業が必要です。ゆっくり実況動画はセリフをキャラクターに読み上げてもらうため、どうしてもテキストに入力する手間がかかります。

文章を執筆してまとめる力がいるので、外部のライターなどに台本の製作をお願いしている人もいますよ。ライターを募集するには「クラウドソーシング」のような、働く人とクライアントを仲介するサイトが利用可能です。動画の製作にかかる時間の目安は8時間から12時間になります。人によって異なりますが、台本の製作に1日かける人もいます。

最初から1人で製作すると2日以上はかかるので、「自分の顔も声も出さなくて良い動画を作るのは楽だろう」と考えていると後悔するでしょう。

ゆっくり実況動画とバーチャルYouTuberの違いとは

キャラクターが登場する動画には、ゆっくり実況動画の他にバーチャルYouTuberがあります。両者の違いが今一つ分からない人もいるのではないでしょうか。

ゆっくり実況動画とバーチャルYouTuberの違い

近年、YouTube動画のジャンルとしてバーチャルYouTuberが話題です。そもそも、比較以前にバーチャルYouTuberの定義はしっかり決まっていないのです。

バーチャルYouTuberは、基本的にアバターを使って活動しているYouTuberのことを指しており、動画投稿の形態の1つとも捉えられています。とはいえ、動画を投稿していれば名乗れる肩書きのため、ゆっくり実況動画を作成している人もバーチャルYouTuberを名乗れるわけです。

バーチャルYouTuberは、今は10,000人以上存在すると言われています。しかし、活動内容や姿形がさまざまで多様化しています。このように多様化している現状から、バーチャルYouTuberをあまり知らない人にとっては識別が難しいでしょう。

バーチャルYouTuberは、アニメーションや漫画に登場する物語上のキャラクターとは違います。感覚としては、キャラクターの姿を借りて投稿者自身が活動しているような形に近いです。

まとめ

YMM4を使ったゆっくり実況動画の作り方を説明しました。YMM4は、ほとんど感覚だけで動画を制作できる点で、優れた無料ソフトだといえます。動画コンテンツの製作では、動画を制作する前の作業も大切なことがお分かりいただけたのではないでしょうか。本記事の内容を、ゆっくり実況動画の製作時に役立ててください。