multiAVCHDでメニュー付きのBlu-rayを作成

2021-09-13 / Diane

multiAVCHDは完全無料で本格的にメニューを作成できるBlu-rayオーサリングソフトです。mp4/MKV/m2ts/mpg/mov/wmv/avi/flv/m2v/tsなどの動画をBlu-rayディスクに書き込むか、Blu-rayデータ(AVCHDフォルダー)に変換することができる高機能なブルーレイオーサリングソフトです。

multiAVCHDの基本情報

対応OS:Windows
言語:英語
価格:無料
最大の特徴:メニュー付きのBlu-rayを作成できる
最新のバージョン:4.1.771(2012年7月4日)

multiAVCHD対応のフォーマット

入力形式

  • 動画ファイル:mov/mkv/mp4/wmv/avi/ifo/avs/trp/vob/flv/mts/m2t/m2ts/ts/mpg/evo/mpeg/m2v/vc1/264/mpl/mpls
  • オーディオファイル:mp2/mp3/ac3/pcm/ogg/wav/flac/mlp/fla/lpcm/dts/dtshd/cue/wpl/m3u
  • 字幕ファイル:srt/sub/sup/ass/ssa/idx

出力形式

multiAVCHDのダウンロードと準備

multiAVCHDをダウンロードする前の準備

- Avisynthが必要です。
- LAV Filters、「ffdshowHaali Media Splitter」、「K-Lite Codec Pack」のいずれかも必須です。
- パソコンでAVCHD形式の動画が再生出来るようにしておきます。

multiAVCHDのダウンロードリンク

公式サイトからmultiAVCHDをダウンロード
他のサイトからmultiAVCHDをダウンロード
筆者は②から37MBのWindowsバージョンをダウンロードして試しました。
インストールは他のソフトはほぼ同じ、「NEXT」と「INSTALL」を押すだけ。

❅スタートでmultiAVCHDのインストーラーをチェックします。multiAVCHDをアンインストールする場合は、最後のUninstall multiAVCHDをクリックします。

ダウンロードページにmultiAVCHDの機能についても英語で詳しく記載されています。

multiAVCHDの設定

1.「Media」タグ:動画の追加

multiAVCHDを実行し、「Media」タグを開き、BDにオーサリングしたい動画をドラッグ&ドロップします。
必要な場合は、右上の「up」、「down」、「remove」、「clear」ボタンにより、追加する動画の位置変更、削除をします。

複数の動画ファイルを追加した場合、各動画は “ 1 タイトル ” として扱われます。
※注意:日本語対応しないため、日本語ファイル名の動画が不安定で、エラーが発生する可能性があるため、あらかじめファイルを半角英数文字にリネームしておくよいでしょう。素材動画のタイトルネームは後で変更可能です。
「Compilation」で赤くなると、この動画が「解像度、フレームレートの設定」(後で説明する)が必要になります。
「properties」で素材動画にタイトルネームをつけたり、解像度とフレームレートを設定したりすることができます。


タイトルネームをつける手順:素材動画を選択→「properties」をクリック→「The name」欄にタイトルネームを入力→「OK」を押します。
※注意:日本語を入力できないとき、事前にテキストをメモ帳に入力してコピーし、そしてここに張り付けます。

解像度とフレームレートの設定手順:素材動画を選択→「properties」をクリック→「Transcode」ボタンをクリック→「Title transcode settings」画面が表示→「Resize」欄でタイトルの解像度を、「Change fps」欄で、タイトルのフレームレートをそれぞれ設定→「Apply」を押します。
※注意:transcode setting画面がブランクになったり、使えなくなったりする場合がよくあります。


チャプター設定手順:「properties」をクリック→「Chapters」ボタンをクリック→「Edit」をクリック→「Chapter edit」画面が表示され、適宜にチャプターの時間を変更→「OK」を押します。


タイトルサムネイルの設定手順:通常、動画の適当なシーンを使ってサムネイルとしますが、特定の画像を使いたい場合は、「properties」画面で「<<F」と「F>>」を使って、サムネイルとしたい画像まで移動して「Poster」を押します。

音声や字幕の多重化手順:「properties」をクリック→「Audio」タグを開き→「add」ボタンをクリック→多重化する音声(AC3形式がおすすめ)を選択→「language」を設定→「change」をクリックします。
次は「External subtitles」をクリック→「add」ボタンをクリック→多重化する字幕ファイルを選択→「language」を設定→「change」をクリック→「OK」を押します。
「≪」と「≫」ボタンを使って、それぞれ別のタイトルに移動します。


2.「Author」タブ: メニュー形式の選択

「Author」タブを開き、トップメニューの設定、ウェルカムスクリーンの設定ができます。
トップメニューの設定手順:「Author」タブを開き→「Create top menu」にチェックを入れ→XMB menuと、Slide menuと、Carousel menuの中からのいずれかを選択します。
※注意:「Add title-list menu」と「Add classic title-list」のいずれかの機能を使って、トップメニューからジャンプできる「タイトルリストメニュー」を作れます。


ウェルカムスクリーンの設定手順:「Author」タブを開き→「Playback sequence」タグで「Skip welcome screen」にチェックを外す→「Skip welcome screen」タグで「Configure」をクリック→「Welcome screen configuration」画面が表示→「Background image」又は「Background audio」 でそれぞれ背景画像・動画( jpg / bmp / mkv / ts / mts / m2ts )又はBGMを追加します。
※注意:Message #1 、 #2はスクリーンに表示するテキストを指し、それぞれ「Headline」とタイトルテキストのフォントを使います。


他の設定:「General」でTV システムを「NTSC」もしくは「PAL」にすることができます。

3.「Menu」タブ: メニューを設定

「Menu」タグを開き、「Fonts,colors and labels」タグで、ヘッドラインや、フォント、サイズ、カラー、オフセッ(見出しの表示位置を設定する)などが自由に設定できます。
「General」で「Default menu type」欄で「static」(静止画)と「motion」(動画)のいずれかを選択できます。「Smart line」の項目で、メニューの右下あたりに示すテキストを設定しますが、日本語フォントを利用すると文字化けしやすい。メモ帳からのコピペは文字化けしません。


「Advanced」タグで、「Create motion title thumbnail」にチェックを入れると、サムネイルをモーション化します。
「Motion title thumbnail start offset」:使っている動画をモーション化する開始点です。つまり何秒目からモーションとして利用するかを意味しています。
「Motion menu duration」:メニュー動画の再生持続時間です。(No Limitにすると用意した動画をすべて再生する)
動画をメニューの背景とする場合は、「Background video」欄で背景として使用する動画ファイルを、「Background audio」欄でBGM として使用する音声ファイルを指定します。
「default」にする場合は、タイトル1の動画や内臓されているミステリアスな音声が背景として使用されます。
サムネイルと背景の両方をモーション化、どっちらか一方を利用するのが推奨、一緒に利用すると意図しない挙動が発生する恐れがあります。


4.「Subtitles & Audio」タブ:字幕の設定

「Enable advanced processing for text-based SRT/SSA/SUB subtitles」にチェックを入れると、テキストベースのSRT / SSA / SUB字幕の高度な処理を有効にします。
各解像度の動画のフォントやサイズ、カラーなどの基本設定はできます。高度で設定で、さらに、影を付ける(Apply shadow)こともできます。


「click to preview multiAVCHD subtitle style」という部分をクリックすると、設定した内容をプレビュー表示させることができます。


 

5.「Settings」タブ:各設定やImgBurn

ほぼデフォルトで使えますが、ニーズによって、使用するスレッドの選択や、tempフォルダなどが設定できます。
tsMuxerでシーケンスパラメータセット挿入、拡張情報挿入のオプションが提供されております。
ImgBurnで「Use ImgBurn with DVD/BD-R output」にチェックを入れると、ImgBurnを開くするように求められ、すでにインストールした場合はすぐにディスクに書き込むことができます。Blu-rayディスクに直接焼くのではなくBlu-ray ISOファイルに変換する場合は「Use Imgburn ISO mode」を使います。

multiAVCHDでBlu-rayを作成

multiAVCHDでBDを書き込む際、
- ブルーレイやDVDの規格の動画を使う場合、multiAVCHDは通常無変換でオーサリング処理を行います。
- HD動画の場合、変換に時間がかなりかかるため、事前に別のツールでBlu-rayデータやAVCHD 形式の動画に変換しておくとよいでしょう。
無変換処理にする手順:動画を選択→「transcode」ボタンを押す→「transcode setting」の画面で「Do not transcode」を指定します。

次にはmultiAVCHDでBlu-rayディスクの書き込み手順を紹介しましょう。
1.multiAVCHDを起動し、Blu-rayに変換したい動画ファイルを読み込みます。複数の動画が追加された場合、必要な場合順序調整を行います。
2.中段の「Complition」でファイル名が赤くなると、解像度とフレームレートの設定を行います。緑色であれば特に設定しなくてもOK。
3.「fit all」をクリックします。
4.右下の「Start」を押します。
5.表示される画面で左下の「Blu-ray Disc」をクリックします。変換中のビデオやメニューが表示されます。終了したら、「AVCHD」フォルダーがゲット!!

次はImgBurnで出来上がった「AVCHD」ファイルをBlu-ray用ISOファイル及びディスクに作成する手順です。

ImgBurnで「AVCHD」をBlu-ray用ISOに作成する手順

1.ImgBurnをダウンロードして起動し、メニューバーの「Mode」から「Build」(日本語バージョンなら”構築”)をクリックします。 右側で、BD-REに焼く場合はUDF2.5を、BD-Rに焼く場合はUDF2.6を選択します。
2.ドラッグ&ドロップでISO化するファイルを指定して読み込みます。
3.メニューバーの「Output」項目でImage Fileを指定します。

4.「Lables」で半角英数字で好きなボリュームラベル名をつけます。
5.保存先を指定します。
6.ファイル作成ボタンをクリックします。

ImgBurnで「AVCHD」をBlu-rayディスクに書き込む手順

1.ImgBurnのメニューバーの「Mode」から「Write」(日本語バージョンなら”焼きこみ”)をクリックします。
2.出来上がったISOファイルを追加します。
3.ディスクが入った光学ドライブを出力として指定し、開始ボタンを押します。

multiAVCHDを使う時のTips

1.日本語非対応、ファイル名が日本語にすると文字ばけやすく、英語やローマ字に変更しておくか、あらかじめメモ帳などからコピーしてmultiAVCHDにペーストしたほうがいいともいます。
2.音声はAC3/MP3/Wavをサポートし、aacをサポートしません。
3.Blu-ray用ISOまたはディスクを作成するにはimgburnが必須です。
4.ここをクリックしてmultiAVCHDのチュートリアルを参照します。ここをクリックして、multiAVCHDに関するFAQが参照できます。
5.秒単位で入力する必要があります。

multiAVCHDを使った感想

multiAVCHDはメニュー作成にこだわる方には素晴らしい。対応動画形式と音声形式が多い。そして完全無料でメニューを細かく設定できる点も素敵です。しかし、日本語対応しないし、操作方法は正直複雑です。初心者に非推奨です。おまけに作成したBlu-rayデータはISOやディスクに作成するにはさらにImgBurnの力が必要。使う途中エラー発生も少なくありません。例えば、transcode機能がうまく使えない場合が多い。高速で簡単にBlu-rayファイル又はディスク焼きこむなら、やはりDVDFab Blu-ray作成 のような有料ソフトがおすすめです。